plasma_boyのブログ

量子力学と音楽が好きです

給付型奨学金の選考に落ちました

タイトルの通りです。奨学金の選考に落ちました。

修士課程で受給可能な給付型奨学金のなかで、トップレベルの額をいただける財団があります。

その財団の書類選考に奇跡的に通りました(今年の倍率はおそらく22倍以上)

書類選考通過者のみ面接の権利が与えられ、10分程度財団のトップとお話をします。

ちゃんと回答を準備して面接に臨んだのですが

 

今回の脈なしポイント

・面接時間が予定より5分程度早かった

・研究内容について一切触れてこない

・前職の話ばかり振られる

 

なまじ目の前に合格が見えてたばかり、相当悔しいです。

めげずに別の財団に申請するつもりです。が、今日は萎える日にします...。

淡路島サイクリングに行ってきました!

—過去記事を掲載してます―

 

こんにちは!今日はエイプリルフールですね。

社会人2年目頑張るぞい!(3月退社済み

 

新卒で入った会社辞めてはや一か月...

そういや今週家からほとんどでてないと思いまして、ふと、思い立って外出することに決めました。

ちょうど、会社を辞めたときに作ってた「やりたいことリスト(永遠に未完)」を消化することにしました。

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全然考えていないやりたいことリスト

京大は先月見に行きましたので(偶然卒業式の日)、今日は淡路島に行くことに。

お天気も良かったので絶好のサイクリング日和! ちょうど1年ほど前に購入したスコット君と記念にお出かけしたい!!

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会社員時代にともに生き抜いた戦友

 実はラッキーなことに現住所から淡路島まで自転車で行けないこともない距離です。

11時半に家を出発しまして、1時間ほどかけてフェリー乗り場へ着きました。

フェリー乗り場は明石駅を南に下ったところにあります。

大人片道530円 自転車片道240円でした。(計1540円)

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明石⇔岩屋の高速船乗り場

13時半発の船へ乗り込み、いざ!淡路島へ!自転車やバイクと一緒に乗船する場合は先に船へ案内していただけたので船の場所取りは有利かもしれないです(ここだけの話)

しっかりと明石海峡大橋の下をくぐるサービス(?)ののち、岩屋港につきました。

 

そういや行先を明確に決めてなかったんでした(-_-;)

いくら運動部だったとはいえ、ニートに淡路島一周はきつい(笑)北エリアに照準を定め、メインの目的地は花さじきに。

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淡路島はでかい

港から右回りでスタートしました。前日にお手入れしたスコット君の調子もよく快速で海岸沿いを走ります。

途中、淡路夢舞台を警備していたおじさんに花さじきへの行き方を聞いてみたら優しく教えてくださりました。今回の旅で出会った淡路の人たちはみんな親切(;_;)

 

どうやら港からすぐ上がっていくルートが定石らしいのですが、僕が行こうとしていたルートも行けないことはないらしいです。さあさあ南下南下~

 

( ^ω^)・・・アレ

ルートを途中で間違えちゃったらしいです。

途中から、自転車を抱えたガチの山登りになりました(苦)

汗が止まんねえんだ。。。

30分くらい登山した末、それは急に現れました。

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明らかに違う入口から入ってしまった

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菜の花畑と海

あたり一面の菜の花。少し上ってみるとはるかに大阪圏の大都市を望む大阪湾の絶景が!登山の疲れも吹っ飛びます。どうやら僕がやってきたルートは完全に間違っていたようで、お客さんは山頂のほうから下ってきます。

全く使いこなせていないGoProをもって菜の花畑を歩きます。菜の花ってこんな匂いがするんですねーー!

 

メインは果たしたので帰りの途につきます。自転車で山を駆け降りる爽快感たるや。

今度は西側のサンセットロードへ出て右回りに岩屋港へ向かいます。サンセットロードに入ったのは16時20分。ちょうど陽も傾いきていて、ってちょっとうまくいきすぎやしないですかねぇ!?

サンセットロードは自転車用道路があるわけではないのですが、自転車が走行しやすいように緑の線で舗装されていたので気持ちよく走れました。

 

この時点で僕の筋肉疲労度は、”ちょっと気張ったらどこかが攣る”レベルでした。

さあ、最後の目的地、美湯松帆の郷(ビューまつほのさと)へ。

明石海峡大橋手前らへん、 桜並木の坂道を300m程度上ったところにありました。

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眺めもお湯もいい温泉

大人入浴料700円 タオルセット(バスタオルと中くらいの)500円でした。

この温泉は非常におススメです!露天風呂から明石海峡大橋が一望できます!

サウナでテレビを見ていると、まるで定年退職後の人生を歩んでいるような感覚になりました。 少しの間社会からお暇をいただいているだけなのに。

 

この温泉に30分程度つかりましたら、筋肉の疲労もだいぶ回復しまして、肌もツルツルになっちゃったりしました!今回はお邪魔していないのですが、レストランやお土産コーナーも充実しているようなので寄ってみるのもアリだと思います!

 

大橋のふもとをさっと眺めて港に戻り、18時発のフェリーに乗って岩屋を発ちました。

夕日と明石海峡大橋のコンビネーションは最強でした!

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船のデッキから望む明石海峡大橋

今回のサイクリング旅では北のごく一部しか堪能できませんでしたが、自然に触れ、汗を流し、風を感じてリフレッシュできました。

夏はまた違う一面を見せるんでしょうね。淡路島はまたその時に!

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最終的なルート

 

好きなマクスウェル方程式について語ってみた

どうもマーシーです。今回はちょっと専門的になるんですが、電磁気学のメインテーマ、マクスウェル方程式について語っていきたいと思います。

 

 

 

マクスウェル方程式とは

物理や電気を専攻する学生が学ぶ、一般的なマクスウェル方程式は以下の4つです。

 

電界に関するガウスの法則

磁界に関するガウスの法則

アンペールの法則

ファラデーの電磁誘導の法則

 

マクスウェルさんはマクスウェル方程式すべてを発見したわけではなくて、発見されていた法則を数式的にまとめた功績をもつ人です。ファラデーとマクスウェルは電磁気学の2大巨頭です。

それでは、私が院試勉強するうちに大好きになってしまったマクスウェル方程式について説明していこうと思います。

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電界に関するガウスの法則

電磁気学の前半、静電界で活躍する法則ですね。大変お世話になりました。試験問題では対称性がよいとすることによって、ガウスの法則を適用する例がたくさんあります。

平面、円筒、球といった導体をみたらまずガウスを使うと考えていいですね。

 

磁界に関するガウスの法則

電界に関するガウスの法則に対して影を潜めてる印象ですね。私はこの法則に特別な感情はないです。この法則が言いたいのは、単極磁荷は存在しないということです。電荷はプラス、マイナスが単独で存在できるのに対して、磁石はどんなに分割してもN極とS極がセットです。だからビオサバールの法則やアンペールの法則では電流素片を仮定して問題を解きます。ちなみに、単極磁荷を用いない電磁気学の手法をE-B対応といいます。私はE-B対応で大人になりました。

 

アンペールの法則

アンペールは静磁界と誘導電界を橋渡しするような法則だと考えています。マクスウェルが変位電流という考え方を導入したことで、誘導電界での磁界の発生について明らかとなりました。私はアンペールの法則が一番好きです。磁界の正体を荷電粒子の運動によって相対論的に説明できることに感激しました。「例題から展開する電磁気学」が初学者にもわかりやすいですよ!

 

ファラデーの電磁誘導の法則

電磁気学のクライマックスですね。これと拡張されたアンペールの法則とで電磁波を導出する問題はなかなか面白いですよ!ファラデーが”磁界の発生”には運動が必要であること、そしてマクスウェル方程式から、光が電磁波であることをマクスウェルが理論で導き、ヘルツが実験で電磁波の存在を証明しました。人類の英知ですよね(感嘆)

 

まとめ

今回はマクスウェル方程式について私個人の意見を述べてきました。ほんとはヘヴィサイドっていう天才おじさんがいるんですが、そこは省略しました。マクスウェル方程式を通して光やマイクロ波、電波など現代に不可欠な技術を理解できるようになったら楽しいですよ!

社会人から学生に戻るときの流れ

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マーシーです。今回は実際に私が経験した、社会人から学生に戻るときのお話をしたいと思います。社会人を経験してから学生に戻る人はどのくらいいるのでしょうか。私の体験が何か勇気づけたり、役に立てればと思います。

 

私の略歴

私は某高専専攻科を卒業しました。高専や専攻科をご存じでないかたは別の記事を参照ください。

plasma-boy.hatenablog.com

卒業後は某外資メーカーの工場に勤務していました。

 

なぜ退職したのか

好奇心旺盛な優柔不断

高専在学時はやりたいことが未定でした。このまま就職していいのか?進学するにしても何を勉強するんだ?自分は何をしたいんだ?ずっと考えても答えはでません。

実家に家業があれば、親から斡旋があれば、誰かが人生を縛ってくれたら楽だと考えていました。そのほうが言い訳にできるからです。

親は私がすることに干渉はしてきません。いつでも背中を押してくれます。

私はやりたいことが多すぎて、何か一つを選択すると他の人生がなくなることが耐え難いのでした。

とりあえず大企業に就職

私は英語が好きなので英語が話せるようになりたい!と考え、外資企業に就職しました。しかし、現実はそう甘くありません。現場配属された私は1年間英語を話す機会がほとんどなく、コロナ禍なので海外支社から外国人がやってくることもありません。いよいよ会社にいる意味がわからなくなってきました。

やりたいことが見つかる

結論からいうと、私は量子技術を学び未来を拓きたいを思いました。

社会に出ると学生時代勉強していたことは使わない人が大半だと思います。私もその一人でした。私は電気を勉強していましたが、電気系の部門は別にありますし、私は電気回路をいじることができません。新卒が現場を学ぶために配属されたとはいえ、なかなか悔しい思いを感じました。人は何かを禁止されるとそれをやりたくなります。ないものねだりというのでしょうか。学生時代量子力学に魅了されていた私は一念発起しました。

 

 

退職までの流れ

退職を告げる

退職希望を告げるときは勇気が要ります。私の場合は上司へ退職相談をしてから、上司が人事部へ報告するといった形で社内へ広がりました。ここはどの会社でも大体同じかと思います。

私の場合は工場で勤務していたので現場で働く方々にどのように報告するかで迷いました。退職を報告してから最終出社日まで一か月ありましたのでそれまでできるだけ現場の方々には知られないほうが安心して働けると思い、黙っていることにしました。

やりたいことがほかにあって辞めるのであって、会社に不満があって辞めるわけではないと言い聞かせ後ろめたい気持ちはないはずでしたが、新人が辞めるということはこれまで私を指導してくださった先輩方の期待を裏切ることになると思いました。

工場長に引き止められる

上司に退職希望を伝えてからで3、4日後くらいでしょうか。工場長が珍しく現場にやってきました。私はもちろん勘づきました。工場長と1対1で面談をすることになり、現場を抜け出して30分ほど面談です。残留か退職か1週間後に答えを聞きたいとのことでした。私の心の中ではもちろん答えは決まっています。

工場長、人事部長と面談

1週間後、今度は人事部長を交えての面談です。早速私は退職の意向を回答しました。

私のような若輩が大企業のトップと面談するだけでも大事なのに、このような流れでなのがとても残念です。私の覚悟を汲んでくれたのでしょうか。退職希望は受け入れられました。

社員の方々の反応

辞める1週間前には同じ現場の社員さんは全員私の退社を知っているようでした。

たった数か月かかわっただけでしたが、多くの方が私に肯定的な言葉をかけてくれました。「お前にはそっちの道があってるよ」「がんばれよ」そういった言葉をかけられ、目頭が熱くなりました。会社のために働けなくてすみません(´;ω;`)

 

退職してから

有給消化

与えられた有給をすべて使ってから退職しましょう。あなたの権利であり、会社の義務です。

保険、年金切り替え

転職するわけではないので国保国民年金に切り替えましょう。私は親の扶養に入れてもらうことにしました。親のすねかじりマンです。。。

引越し

私は実家から出て遠いところに就職していました。家賃がもったいないので実家に帰ることにしました。

魔の住民税

6月からやってきました。覚悟していても額がめちゃくちゃデカいです(-_-;)

各市町村で免除や減額申請制度があるので活用しましょう。私は無職で収入激減ということでまあまあ減額されました。

失業保険

雇用保険に1年間入っていたので失業保険を受ける資格があります。しかし私はいろいろあって受給しませんでした。

 

そして、受験

今まで私が勉強している描写を一切していませんでしたが、在職中は家でずっと勉強していました。入社してからずっとです。受験前に退社したのは働きながらだと勉強時間が確保できないなと思ったのもあります。

plasma-boy.hatenablog.com

結果は無事、合格でした。

落ちたらと考えるととても怖かったです。たくさん悩みました。

でも、こうして未来を勝ち取れて、私が働いた時間も悩んだ時間も勉強した時間も無駄ではなかったことが証明されました。

 

まとめ

今自分がやっていることがほんとにやりたいことなのか、それはみんな悩むことだよという方も多いと思います。まだ自分探しのフェーズなんだと揶揄されてもかまいません。私は生きる意味はないと思ってます。ないからこそ、やりたいことをして楽しむのが吉、という考え方です。これから数年、精一杯勉強してやりたい仕事にかかわれたらと思います。

高専OBが高専について中学生向けに説明してみた

マーシーです。今回は高等専門学校、略して"高専”について記事を書きました。

中学生時代の私に向けて説明するつもりで書きましたので、これから進路を考えている中学生の方や、親御さんに参考にしていただければと思います。

 

私の略歴

まずは、私の略歴をお話しすることでこれからの話が入りやすくなると思います

 

公立中学校を卒業

   ↓

同じ県内の工業高専に進学

   ↓

同じ高専の専攻科に進学

   ↓

某大手メーカーに就職

   ↓

1年後に退職。修士課程へ進学する決意をする

   ↓

東京工業大学修士課程へ進学決定←今ココ!

 

どうですか。なかなか見ないルートでしょう(笑)東工大へ進学する道はたくさんあれど、人があまり通らない道を通ってきた感は否めません。

 

高専とは

高専は①工業を学ぶ工業高専と②商船を学ぶ商船高専があります。全国57高専のうち、50校以上が工業高専です。よって今回は工業高専について詳しく書きますね。

 

1. 高専5年間一貫教育である

ん、高校って3年間じゃないの?って思った方もいらっしゃるとおもいます。実は、ここが高専の大きな特徴です。

中学校を卒業すると進学校や工業高校、商業高校などさまざまな高校へ進学しますよね。そのどれもが3年制です。一方で高専は3年生が終わった次の年は4年生となります。まるで8月31日から32日へ突入するように。そうして5年間一貫で工業を学び、20歳で卒業していくのです。

 

2. 高専卒業は短大卒扱いである

高専が5年制であるということは、高校卒業後に短大へ進学したのと同じ期間勉強したことになりますよね。ですから、高専卒業後に就職した場合の扱いは短大卒となります。

 

3. 高専には学科が4、5つある

学科というのは自分が何を専門的に学ぶかです。5年間その学問を勉強することになります(転科については別記事の予定)。入学時に学科を選択して受験します。

 

4. 高専には本科と専攻科がある

この本科、専攻科は学科の意味ではありません。高専入学後の5年間を本科といい、卒業後にプラス2年勉強できる課程を専攻科といいます。つまり、本科卒業後に専攻科へ進学すると、大学卒業と同等の資格を得ることができます。

 

高専の概要についてはこのくらいにして、次からは高専のメリット、デメリットについてお話しします。

 

 

高専のメリット

1. 就職率がほぼ100%

おそらく高専がおススメされる最もおおきな理由がこれだと思います。高専生はメーカーから引っ張りだこです。それは現場で高専の知識をもって活躍してくれることを会社が期待しているからです。私の同級生たちはほとんど大企業に就職していきました。私も会社員時代は大企業の工場に勤めていました。

 

2. 大学共通テストを受けなくていい

1が就職する側のメリットに対して、2は進学する側のメリットです。

高校卒業後に国公立大学へ進学するときに大学共通テストというものを受験することが求められます。このテストの点数の良し悪しで受験できる大学が決まっていくのです。

この共通テストを受けなくていいメリットってなんだ?と思うことでしょう。

進路については別の記事を掲載する予定ですので、そちらを参照ください。

 

中学生の方でここまで将来を考えている方はなかなかいないことでしょう。私は当時全く気にしていませんでした。

 

3. 学費が安い

公立高校から国立大学へ進学した場合の7年間の学費はおよそ243万円

高専本科から専攻科へ進学した場合の7年間の学費はおよそ146万円

その差はなんと97万円!公立→国立で私立より圧倒的に安いのに、それよりも100万近く安いなんて、圧巻ですね。。。

これに加え、授業料免除や奨学金など経済的支援も充実していますので非常におススメです。

 

4. 各都道府県にある(ほとんど)

個人的にはこれが一番大きなメリットかなと思います。

基本的にお住まいの都道府県に1つは高専があります。レベルの高い学校へ実家から通えるというのは経済的にとてもありがたいと思います。現に私は実家から7年間通学していました。滋賀や佐賀のようにお住まいの県にないこともあります。その場合は隣接している県の高専へ進学することが多いです。

 

5. 寮がある

そして、高専には寮があるので実家から遠い学生は寮から通学することができます。私は入学して半期だけ入寮していました。誰もがはじめは新しい環境に不安なものです。県内、県外から集まった同級生、先輩と寮生活を送って、私はかけがえのない友人ができました。

毎日夜に静粛時間というものがあって、2時間程度勉強する時間が確保されるので学業にも取り組むことができます。

 

 

高専のデメリット

ここからはデメリットです。デメリットもちゃんと吟味しておかないと後悔してしまうこともあるでしょう。大学進学者より早い段階で自分の人生をある程度決定づけることになりますからね。

 

1. 知名度が低い

これです。これがなかなか大きなデメリットなんです。理系の大学生は編入生として関わるので高専生のことを知っている人がほとんどですが、文系の学生は知らない人が大半です。高専専攻科卒ともなるとだいぶ少数派です。

私が企業に就職してから幾度となく交わしてきた会話は

A「どこ大出身なの?」

私「あー、、、高専卒です」

A「そうなんだ、じゃあ今20歳?」

私「いえ、高専の専攻科というところで、大卒と同じなので22歳です、、、」

 

最初に高専卒というか大卒というかで悩んでましたが大体がテンプレートです(-_-;)

 

2. 教養がつきにくい

これは高専が悪いといいますか、高専教育の特徴です。

大学入試を経験しなくていいということは、裏を返せば勉強量が足りないということです。国語、地歴、公民など文系科目の知識が一般的大学生より足りていないなというのが全体として感じます。

高専教育は教養科目を最低限にする一方で、専門科目を重視しています。だから本科5年間で大卒程度の専門知識があるのです。ですからメリットであり、デメリットであるなと感じます。特に大学編入や大学院へ進学した高専生はコンプレックスを感じているのではないかと推察します。

 

まとめ

今回は高専について中学生向けに説明してきました。紹介しきれなかった魅力がまだまだあるのですが、みなさんに知っておいてほしいことは伝えれたかなと思います。

高専はとても楽しく刺激的なところです。進路の選択肢の一つとして考える価値はあると思います。

九州大学大学院システム情報科学府の一般入試を受けてきました

マーシーです。今回は九大大学院システム情報科学府(シス情)の情報理工学部修士課程一般入試を受験してきたのでその体験談を書きたいと思います。

 

シス情の一般院試について

入試方法は2つあって、特別入試と一般入試です。特別入試は推薦みたいなもので口述試験のみです。一般入試はいわゆるペーパーテストです。私は他大学を併願していたので一般受験にしました。科目は以下です。

・数学 200点

・専門科目 200点

・(外部英語試験 100点)

1日目午前に数学、午後に専門科目、2日目は面接がありました。

 

数学

出題範囲は線形代数解析学微積分は必答で、ベクトル解析と確率統計は選択です。

特筆すべきことは2021年から線形代数が必答となったことです。選択科目の選択は当日にできるので、どちらも勉強しておいたほうがリスクは下がるかと思います。

 

黄色い本は九大で使われている教科書らしいです。かなり薄い本で、本だけで勉強するには不親切なところが多々ありました。初学者にはマセマの線形代数をおススメします。エルミートやユニタリーなど複素数との組み合わせは出ないので注意です。

解析学微分積分複素関数常微分方程式偏微分などです。

複素関数常微分方程式はマセマで対応できるのですが、微分積分が特殊だと感じました。九大で使われている教科書を聞いておけばよかったなと思いました。

ベクトル解析はよくみる問題が出題されます。スカラー場、ベクトル場の線積分積分などです。私が受験したときは面積分が出題されました。

確率統計はめんどくさそうだと思ったので選択しませんでした。

院試でフーリエラプラスが出題されないのは九大の特徴ですね!

 

専門科目

専門科目は電気回路、情報理論オートマトンと言語、電磁気学アルゴリズム/プログラミング、計算機アーキテクチャの6分野中2分野を選択します。選択科目が多いですね。これはおそらく電気電子工学の学生と情報理工学の学生どちらにも配慮してのことだと思います。

 

私は専門が情報系ではないので電気回路と電磁気学を選択しました。

九大の電気回路の特徴として、交流が頻出です。位相をたくさん考えさせられるので面倒です。4問中2問選択するのですが、私は過渡とインダクタンスを選択しました。面倒とはいっても、パターンは決まっているので過去問をベースに勉強したら大丈夫だと思います。

九大の電磁気学は難しいです。かなり対策しないとまず得点できないでしょう。情報理工の受験生は電磁気学を取る人はいないんじゃないでしょうか。電磁気学を選ぶ人は不利になるとさえ思っています。私はやむなく選択しました(-_-;)

知人に聞いた話だとオートマトンがパターン化していて簡単だということです。

 

外部英語試験

配点が100点と他大の院試に比べてだいぶ圧縮されていますね。英語対策については別の記事を見てもらえればと思います。

 

面接

2日目に面接があります。集合場所に全体が集まったあと、1人ずつ別の面接室にエスコートされます。部屋は6つありました。面接室では教授1人と補助の方1人?がいました。

そして、目の前にzoomに接続されたパソコンが置かれています。会場の教授から質問され、パソコンに向かって答える、というスタイルでした。質問内容は専門的なことはあまりなく、雑談に近いと感じました。

 

受験当日の流れ(個人的体験)

一日目

9:15 九大工学部に到着

10:00 開始

15:45 終了

 

二日目

12:56 九大工学部に到着

13:40 開始

14:45 終了

 

受験した感想

まず気になったのがその倍率です。募集要項には情報理工の定員は105名とありますが、一般受験当日に確認すると360人程度受験者がいました。倍率だけなら東大院試と変わらない気がします(-_-;)

次に気になったのが中国語が周りからいっぱい聞こえてくることです。私自身外部生ですので、九大にもともと中国からの留学生が多いのかわからないですが、会場には中国の学生が多かった気がします。

九大伊都キャンには初めていったのですが、非常に広くて大きくて圧巻です。学問を究めることができそうな環境でした。ただ、アクセスが非常に悪いなと感じました。

 

まとめ

今回は九大シス情の院試について書きました。九大に関してはあまりネットに情報が転がっていなかったので少しでも役に立てればなと思い記事にしました。

今後も倍率が高いことが予想されますが、しっかり対策すれば太刀打ちできますので、過去問をベースに進めるといいいと思います。

 

追記

合格発表がオンラインで掲示されましたが、無事に合格していました。点数に全く自身がなかったので驚きました。合格者は66名で、やはり倍率は5倍程度だったみたいです。九大の院試は完全に院試成績依存なのか、研究室単位での倍率なのか不明なところが多いです。何か情報があればコメントください。